ろくログ

平和に、ちょっと楽しく、元気に、暮らしていきたい40代一人暮らし会社員のブログ

ひとつの会社で働き続けるということ。

私は大学を卒業して新卒で今の会社に就職し、以来ずっと勤務しています。

 

給与が同年代と比較して良いということはないと思いますし、

通勤時間も1時間くらいかかっているので楽でもありません。

 

若い頃は自分がずっと同じ会社で働くという想像はできなかったし、

結婚して子供ができていずれ辞めるか、そうでなくても何年か働いたら転職するものだと思っていました。

 

先輩からも「転職するなら3年目以降くらいで、早い方が良いよ」なんてアドバイスをもらったりして、

転職サイトに登録して求人の内容を見ていた時期もありました。

 

でも結局具体的な転職活動をすることも結婚して退職することもなく、今に至っています。

 

 

私はごく普通の事務職員で、自分の代わりはいくらでもいる職種です。

 

そんな職種でも努力して管理職にキャリアアップしていく人ももちろんいますが、

私はキャリアアップとか出世には興味がなく、今の給与と働き方をキープできればそれで良いということに

働き始めて10年目辺りで気がつきました。

 

仕事は生きるための手段で、残業をたくさんしたり休みが潰れるなんて絶対に我慢できない。

 

そうなると今の勤め先は自分にぴったりで、こらから今以上の条件の会社に出会い

さらにその会社からも自分を採用したいと思ってもらえるということはまずないだろうと思いました。

 

転職をしてより良い条件や良い会社に行ったり、キャリアを積み重ねていきたい人や

仕事が大好きで残業や休日出勤も厭わない人もいると思います。

 

転職は自分の売り込みですから、その積極性や行動力、自己プロデュース力には敬服しますし、

私が旅行や食べることを人生の楽しみとするように、仕事を人生の生き甲斐として楽しめている人を羨ましくも思います。

 

でも同じ会社でずっと勤め上げるということも、意外と人から評価され

自分自身にも自信や誇りになるものなんだと最近は思います。

 

会社が良かったから、自分に合ってたから勤め続けられるわけで

私の場合は特段勤続のための努力をしているわけでもないのですが…

 

結婚もせず、何か手に職があるわけでもなく、転職の経験もなく、

私はこのままで良いのだろうかと30代何度も思いました。

 

でも今、このままも良いね、けっこう幸せだね、と思います。

 

自分は何も特別な経験がなく、なんとなくずっと過ごしてきてしまった。

 

そう思っていたけれど、なにも起こらず平穏にここまで来れたこと

それも実はけっこう貴重なことだったのだろうと思います。