ろくログ

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【ブックレビュー】辻村深月:「ぼくのメジャースプーン」

今回は、図書館で貸し出し予約している本の順番がまだ回ってこないので

それまでの繋ぎに、作家さんで検索して手に取った本です。

 

辻村深月さんの、「ぼくのメジャースプーン」。

 

 

 

辻村深月さんは、最初に読んだ「かがみの孤城」が印象的で

以来何作か読ませていただいています。

 

 

 

今回の「ぼくのメジャースプーン」もそうでしたが、

全体的に子供が主人公の作品が多い印象です。

 

本作のあらすじはこんな感じ。

 

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。

 

 

ある「力」を持った小学生で主人公の”ぼく”が、

小学校で起きた事件によって心を閉ざした幼馴染のために

犯人に対して「力」を使って復讐しようとする。

 

自分の「力」をまだよくわかっていなかった”ぼく”は

同じ「力」を持つ親戚のおじさんに「力」に関する授業をしてもらい

復讐の日までの一週間に様々なことを考える。

 

復讐とは何なのか。

どうすれば復讐は”成功”と言えるのか、

”ぼく”はなぜ復讐するのか、

それで幼馴染は救われるのか。

 

 

おじさんと”ぼく”の一週間の授業で語られる”ぼく”の考えは

小学生にしてはかなり思慮深いものだと感じますが、

純粋で無垢な小学生の目線で考えられる「力」の使い方や

犯人をどうしたら許すことができるのかといった自問には

大人が読んでも考えさせられるものがあると思います。

 

 

辻村さんの作品はファンタジックな要素を含むものが多いように思いますが

こうして子供の目を通して深い問題を捉えて、

非現実的な中でも倫理や善悪や愛や道徳について一緒に悩み考えることができます。

 

 

現実ではなかなか遭遇することのない場面を通じ

「そういう考え方もあるのか」とひとつの経験値のようなものを得ることができる、

本を読むのは大なり小なり発見の連続だなと思いました。

 

 

 

 

 

今日はリモートワーク日のルーティンである朝の散歩に行こうと

朝苦労して6時前に起きたのですが支度をして外に出たら雨。

朝から出鼻をくじかれてしまいました。

 

予約していた本が用意できたと連絡があったので

さっそく図書館にお迎えに行きたいところなのですが

今は朝よりもさらに土砂降りです。

 

こんな日はおうち時間で少しでも気分を上げようと

ランチはちょっとだけカフェ風を意識してオートミールでパンケーキを作りました。

 

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早く雨止まないかな。

 

 

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