ろくログ

平和に、ちょっと楽しく、元気に、暮らしていきたい40代一人暮らし会社員のブログ

まさか家族にこんなことが起きるとは思わず絶望した数か月と、今。

マカオ旅行記事をアップしてから4か月以上放置してしまいました。

 

4月の半ばに兄が突然体調を崩して入院してしまい、7月上旬までは自分の仕事が最繁忙期でもあり、ブログどころではなくなってしまいました。

 

兄は今も入院中です。

 

風邪?と思った発熱が、コロナでもインフルエンザでもなく、病院で処方された解熱剤を飲んでも良くならず、そのうちまっすぐ歩けなくなって呂律も回らなくなり、兄嫁が総合病院に電話で相談したら即入院となりました。

 

診断は髄膜炎

 

子供が罹ることが多いようで、ネットで「髄膜炎」と検索すると子供の症例が目立ちました。

 

ネットの情報の限りでは、そこまで心配する病気ではないのかなと思っていたのですが、入院2日目の深夜~3日目明け方にかけて容態が急変し、一時は心肺停止に陥ってコードブルーを発動したとのことでした。

(コードブルーって現実世界で初めて聞きました。)

 

3日目早朝に病院からの呼び出しで駆けつけると、兄はICUで意識なく人工呼吸器に繋がれていました。

 

4日目もまだICUに居て、わたしたちが呼びかけた際に カッ と瞼を開けはしたものの、目線はあらぬ方向を向いていて、わたしたちと目線を交わすことはありませんでした。

 

そこから1か月以上、兄はICUで治療を受け続けましたが、肺炎や膵炎、脳には影、身体のあちこちで炎症などを併発し、瞼を開くことすらなく意識不明のままでした。

 

1か月と少し経過した時点で、髄膜炎の数値は落ち着いてきているものの、脳炎を発症しているという医師の診断。

 

しかしこれ以上ICUでできる治療がないと一般病棟に移り、その辺りから転院先を探すことになりました。

 

この総合病院は急性期の患者さんが入院するところで、治療をしないのであれば入院し続けることができないそうなのです。

病院に急性期とか療養とかの区別があることをこの時初めて知りました。

 

行先は主に末期がんの方などが入院している療養型の病院か、ケア付きの老人ホームのような住居型施設か、あとは自宅に帰るか、選択肢はそれくらいしかありませんでした。

 

家族が通える範囲だと3、4か所の施設しか候補が残らず、各施設の場所や特徴を聞くに「ここが良い」と積極的に家族が思えるところがなかったのですが、とは言えまったく意識のない人工呼吸器に繋がれた兄を自宅で看れるとも思えず、とりあえず療養型の病院に転院して今に至ります。

 

 

まさか家族が突然こんな状態になるなんて、まったくの想定外で、わたしたち家族の生活は4月下旬から兄中心になりました。

 

と言っても、悲しいことにわたしたちが兄にしてあげられることなんてほとんどなく、毎日面会に行き、兄の意識が戻るように祈りながらひたすら声を掛けて手足をさするとか、神社にお参りに行って神頼み、くらいでした。

 

 

が、最初の病院を退院する頃になると、兄の瞼がうっすら開くようになりました。

 

 

最初は見間違いか、ベッドの振動で動いただけかと思われましたが、何回も見たから間違いない。

 

ICUにいた時は、「このまま亡くなるか、一生このままの可能性が高い」と医師に言われ絶望していましたが、看護師さんも、担当医師も、兄の意識が戻りつつあることを認めてくれました。

 

そこからゆっくりゆっくり少しずつではありますが、目元や口元、首振りなどの動きが見られるようになってきて、それがはっきりとしたものになってきて、4か月以上経った今は話すことはできないものの顔の動きでちょっとしたコミュニケーションが取れるまでになりました。

 

最近は指先も動くようになってきて、手のリハビリもしてくれているようです。

 

いつか、呼吸器も外れてまた話せるようになってくれたらと願っているところです。

 

 

長くなりましたが、兄に起きた、起きていることでした。

 

 

最初の2か月ほどは母と兄嫁は毎日のように泣いていましたが、今は希望を持ってもっと良くなることを祈って前向きに面会に行っています。

 

わたしも変わらず毎週土曜は兄の面会に行く(今の病院は日曜祝日は面会不可なので土曜だけになってしまいました)生活が続いています。

 

土曜の昼間を空けるとなると週末を使った旅行などはできなくて、推し活も、当初は楽しめるような精神状態でもなかったので、兄の入院以来控えています。

 

でも兄が少しずつですが回復の兆しを見せてくれているので、わたしも、また少しずつ楽しみの時間を持っても良いのかな、と、もちろん母や兄嫁にもそうしてほしいと、思えるようになってきました。

 

 

最初は兄が元気になるまですべての楽しみを控えないといけないような気持になっていたのですが、もしかしたら一生このままかもしれないという状況で、自分も一生楽しみを封印するというのは違うと思いましたし、月並みな言い方ですがきっと兄もそんなことは望んでいないはず。

 

とは言え好きなものを食べることすらできない兄のこと思うと、やっぱりまだ以前のように好きなように遊びに出かけるのは憚られる気持ちもあり。

 

 

そんな中で、何だったら楽しめるか。

 

 

わたしの楽しみと言えば推し活と旅行と食べることなのですが、まずは、どこにも行かずにわくわくすることができる、ネットでお買い物、にしました。

 

 

 

自分の感覚的に少し良い物を、実物も見ずに、えいっといくつか購入。

 

最初はMARNIのトート。

ちょうど新柄がリリースされるタイミングだったのと、いつも無地ばかりなのでたまにはいいかと選びました。

気分が上がる。気に入りました。

 

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次はコールハーンのバッグとサンダル。

通勤のリュックを探していてたまたまコールハーンのHPに行きついたらセールをやっていて、リュックじゃなくショルダーバッグとサンダルを購入しました。

どちらもカジュアルだけど落ち着いた品も感じられ、使い勝手が良いです。

 

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LE TALONのパンプスを色違いで。

パンプスは足に合わないと絶望的なので実店舗で試着して買いたいところですが、その前に靴のサイズ調整具も購入したので、小さかったらそれで調整すれば良いやと買ってしまいました。

最初靴擦れしましたが、今は馴染んで毎日のように履いています。

 

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洋服も買おうとしたのですが、迷っている間に売り切れてしまったので、またコレというものに出会えたらにしようと思います。

 

 

 

とりあえずこのくらいですが、実物を見ずに購入したので、どれも届くまでどきどきわくわくしました。

 

そして少し良い物を選んだおかげか、届いてがっかりということもなく、手にしてからもハッピーが続いているので買って良かったです。

 

 

こんな感じで、ちょうど良い具合の楽しみを探しながら、これからも兄の回復を願いつつ日々を重ねていこうと思っている今日この頃です。