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平和に、ちょっと楽しく、元気に、暮らしていきたい40代一人暮らし会社員のブログ

お葬式のはなし。

1月2日に母方の祖父が亡くなりました。

享年95歳となかなかの大往生でした。

この年齢になっても、昔会社に勤めていた頃の同僚や部下の方などに慕われていて、とても義理人情に厚く、孫から見ると頼りになってかっこいいおじいちゃんでした。

 

2ヶ月ほど前から入院していた病院で息を引き取り、年始は祖父の葬儀を執り行うことになりました。

 

身内の葬儀は約10年前の母方の祖母の時以来です。

母方の祖父母はわたしの実家の近所に母の姉一家と同居していて、葬儀は母の姉である叔母と母が中心になって準備しました。

 

叔母も母ももう70歳前後と高齢で、葬儀の準備にはわたしもできるだけ同行しましたので、あやふやなところも多いですが備忘としてここに書き留めておこうと思います。

 

長くなりますので、目次を置いておきます。

 

 

 

亡くなった直後

 

病院から「すぐに来てください」と呼び出され駆けつけた時、病室の祖父にはまだ酸素マスクや心拍などを計測する機器が繋げられている状態でしたが、既に心配は停止していて看護師の方に「亡くなっています」と告げられました。

危険な状態ではあるもののまだ息をしてくれていると思っていたので、ショックで、両親としばらく泣きました。

 

死亡診断には家族の立ち会いが必要とのことで、叔母家族も病室に揃って少ししてから、当直の医師(年始で担当医師はお休みでした)が病室に来られて診断となりました。

呼吸が停止していること、脈拍が停止していること、瞳孔の反応がないことを確認し、医師から死亡が宣告されました。

1時間以上前に息を引き取っていたものの、”死亡時刻”としては医師が診断した時刻になるそうです。

 

その後は病院側で機器類を外し、体を綺麗に整えて、着替えもさせてくれました。

家族側は葬儀会社に連絡し、遺体の引き取りを依頼します。

 

ここでいきなり「葬儀会社に連絡せよ」と言われますので、普段からなんとなく葬儀はここと決めておかないと困るなと思いました。

叔母と母は、祖母の時と同じ葬儀会社と決めていたので迷いはなく、ネットで電話番号を調べてすぐに電話していました。

 

その際、遺体の搬送先を斎場にするか、自宅にするか決める必要があります。

斎場に搬送すると葬儀の日までの安置料(1泊確か1万円くらい)がかかりますが、自宅に搬送するとドライアイスの交換などを家族で対応する必要があります。

年始で葬儀の日程がすぐに決まらなかったこと、もしかすると10日以上先の日にちになる可能性があり、自宅での安置は難しいと考え斎場に搬送してもらうことにしました。

 

葬儀会社が着く時間を確認するよう病院から指示があり、到着に合わせて病院側で駐車場まで搬送、駐車場で葬儀会社の車に乗せて安置先の斎場へ搬送となりました。

わたしたちも後に続いて斎場に向かいます。

 

死亡診断の後に医師から死亡届が渡され、必要事項を記入して葬儀会社に渡すことになります。

届け出は葬儀会社が代行してくれるようです。

 

 

安置場にて

 

安置場では祖父にお線香をあげさせてもらい、葬儀の打ち合わせをしました。

が、まだ各所年始のお休みで葬儀の日程は決めることができず、改めて翌日に打ち合わせを設けることになりました。

 

この日は取り急ぎ、安置場での面会対応について取り決めました。

葬儀までの安置期間、親族などが面会をすることができると初めて知りました。

その面会について、通常の営業時間内のみで良いか、時間外も対応できるように人を配置(確か別途8千円/日程度費用が発生)するかの確認がありました。

 

葬儀会社との打ち合わせ

 

翌日、叔母・叔父・従姉、わたしの両親とわたしの6人で打ち合わせに行きました。

場所は近隣のグループの斎場いくつかの中かから選ばせてくれましたが、祖父の面会も兼ねて前日と同じ斎場となりました。

ここでは葬儀に関する細々としたことをすべて決めていきます。

 

前日の打ち合わせで家族葬の場合何人くらい、一般葬の場合何人くらい、どちらにするか決めかねているという話をしており、どちらの場合にも対応可能なホールを押さえてくれていました。

 

会場以外でこの打ち合わせで決めたことは下記の通り。

予め担当の方がスタンダードなものを一通り組み合わせたモデルプランを作成してくださっていて、必要に応じでそれを変更していくような流れでした。

 

家族葬か、一般葬か(結局一般葬になった)

・何名程度の葬儀とするか(親族25名程度+一般参列60名程度としました)

・形式(うちは仏式)

・付き合いのあるお寺があるか(祖母のお墓があるおにお願いしました)

・祭壇(金額によって横幅や屋根の大きさが変わります)

・棺(色、素材がいろいろあります)

・骨壷(こちらも色、素材がいろいろあります)

・骨壷のカバー(こちらも色、素材がいろいろあります)

・遺影(どの写真にするか、服装や背景は加工してもらえます)

・香典返しの金額、種類(3種類の中から参列してくださった方が選べるタイプです)

・会葬礼状の文面と会葬御礼の品(3タイプほどから選ぶようになっていました)

・通夜振る舞いの料理の種類と数(一般参列60名分と、別途親族25名分)

・忌中払いの食事の種類と数と飲み物(親族25名分、お酒は当日別途飲んだ分清算

 

概ね予め組み合わせてくださっていたモデルプランのままで、いくつか変更はしたものの金額的に大きな違いはありませんでした。

 

香典返しについて

 

香典返しはいただいたお香典の約半額程度をお返しするのが一般的だそうです。

友人知人という間柄だと5,000円のお香典が一般的なので、半額=2,500円の香典返しになりますが、それだと1万円包んでくださった方にかなり不足してしまいます。

 

特にお付き合いがあった方や会社などからはもっと高額のお香典をいただくこともあり、その場合は後日別途お礼のお品をお渡しすることとして、今回はひとまず3,500円程度のお香典返しを用意することになりました。

 

香典返しは多めに用意して、使わなかった分を返品することができるそうです。

葬儀後に自宅に来てくださるケースもあり、いくつかは自宅にも持って帰れる(これも使わなければ返品可)とのことでした。

ただし返品は葬儀の2週間後あたりの日が期限でした。

 

 

通夜振る舞いについて

 

通夜振る舞いの人数想定が一番難しい様子でした。

お料理は決められた期限以降は追加変更ができません。

なんといっても祖父は95歳と高齢でしたので、友人や同僚の方々の多くは既にお亡くなりになっていて、葬儀にお越しくださる方の人数がまったく読めなかったのです。

10年前に祖母の葬儀を行っており、その時に参列してくださった方を参考にしつつ、でも通夜振る舞いが足りないような状態だけは絶対に避けたいということで、多めに用意することになりました。

(当初一般参列60名で見積もりましたが、結局後から20名分追加しました。)

 

お世話になった葬儀会社さんの場合、一般参列者向けの通夜振る舞いは20名分単位でのオーダーでした。

お寿司やうどん、天ぷらなどのその場で調理する料理はお一人一皿ずつ着席のタイミングでお出しして、それ以外の小皿料理は予めテーブルに用意するとのこと。

お料理をあまり召し上がらない方も多いので、お寿司などの一皿料理は20名分に対して、小皿料理は10名分のセットになっているとのこと。

 

この20名用の1セットで6万円弱のお値段でした。

お料理はお寿司のグレードなどで3種類ほど選択肢がありました。

 

親族は人数分オーダーしていて一般参列者の後に食事します。

料理の内容は一般参列者向けと同じものなので、万が一料理が足りなくなってしまうようなことがあったら親族分を一般参列者にお出しいただくようにお願いしていました。

 

結局、立ち話でお酒だけ召し上がるような方も多かったのでお料理は余裕があり、親族のうち食べ盛りの子供たちがたくさん食べていました。

 

飲み物類は飲み放題のプランだったと思います。

 

 

受付について

 

受付は3名程度用意してほしいと言われました。

お金を預かるので、葬儀会社さんに対応をお願いすることはできないとのこと。

 

結果母の友人の方にお通夜は3名、葬儀・告別式は2名お手伝いいただくことになりました。

 

受付の方にはお通夜の日は1時間前、告別式の日は45分前にお越しいただきました。(時間は葬儀会社の方から指示がありました。)

 

 

葬儀について(納棺の儀)

 

お通夜の前に、親族が旅立ちの準備を整える納棺の儀があります。

足袋や白装束などの旅の身支度をし、その上に希望があれば愛用品などを入れてあげることができます。

祖父が愛用していた上着、帽子、お財布、それから曾孫が書いた手紙を入れました。

 

葬儀について(お焼香)

 

一般常識かもしれませんが、それほど葬儀に参列した経験が多くないのでこれも備忘として。

 

お通夜も葬儀も親族からお焼香を始めるのは同じ。

親族は一般参列者に向かって一礼、祭壇前に進んで一礼、焼香台の前に進んでお焼香を3回した後に合掌、一歩下がって祭壇に一礼、席に戻って一般参列者に向かって一礼と教えていただきました。

 

葬儀ではお焼香の回数は1回と言われました。

親族、一般参列者がお焼香した後、続けて初七日の法要となり、親族のみ再度お焼香します。

初七日のお焼香については一般参列者への一礼は不要とのことでした。

 

 

お通夜の後

 

必須ではないとのことですが、お通夜の後葬儀場に泊まる方がいるか聞かれました。

お部屋は3名ほど泊まれるとのことで、祖父から見た甥っ子にあたるおじさんたちが泊まって夜通し交代でお線香をあげてくれました。

 

お風呂やお布団はありますが、飲み物や食べ物はないのであらかじめ用意しておき差し入れました。

 

 

葬儀の後

 

葬儀の最後に施主からの挨拶の時間がありました。

お通夜では施主の挨拶はなく、この時だけでした。

 

葬儀が終わると、祭壇のお花をみんなで棺いっぱいに入れます。

「耳は最後まで聞こえている」と言われているそうで、みんなで感謝の言葉などをかけながらたくさんのお花を入れました。

 

お花が入れ終わると、もう顔を見ることができません。

最後の対面の時間でした。

 

 

火葬場にて

 

葬儀の後、棺を霊柩車に乗せて黙祷し、霊柩車、僧侶の乗る車に続いて施主の車、その後に他の親族の車が続いて火葬場へ移動します。

 

火葬場には親族のみが同行するのが一般的かと思いますが、祖父の時は特に親しかった元同僚の方もお二人一緒に来てくださいました。

 

火葬の間1時間ほどの待ち時間があり、この時に火葬場のお茶をいただくことはできますが、お茶のみなのでお茶菓子があると良いと思いますと葬儀会社の方から聞いており、持参しました。

 

火葬が終わったら収骨します。

収骨を終えたら、骨壺、遺影、位牌、お花を持って斎場に戻ります。

 

 

忌中払い

 

斎場に戻り、最後に忌中払いの食事をします。

ここでも施主からひと言挨拶してもらい、別の親族から献杯の掛け声をもって食事開始となりました。

 

火葬場に同行してくださった同僚の方にも食事していただいたので、2名分食事が足りなくなってしまい、母と私は食事なし…のつもりでしたが叔父が体調不良で食事できなくなってしまったので、その分を2人でいただきました。

 

この時はソフトドリンクは飲み放題でセットしていて、お酒類は開栓した分だけ清算となりました。(お酒もセットになった飲み放題もありましたが、そこまで飲まないだろうということでお酒は別にしました。)

 

 

朝8:30に斎場に集合して、すべて終わったのが15時頃でした。

 

 

費用について

 

酒類や香典返しなどの本数・個数がわからないので実際の費用は不明ですが、当初の見積もりで250万円ほどでした。

(叔母が葬儀会社の有料会員になっていたため、その特典で霊柩車やドライアイス、スタッフ費用等の一部の費用が無料になった後の金額です。)

 

ごく一般的なレベルの葬儀でもこれくらいの費用がかかるんだなと、とても勉強になりました。

 

 

また、この費用とは別にお坊さんに渡すお布施、車代、御膳料というものがあります。

 

お布施は決まった金額がなく、戒名によっても異なると聞きます。

葬儀会社の方に、10年前の祖母の時にはお布施は10万円包んだけど最近の相場はどうなのか相談したところ、10万円だとかなり安い方だとのことでした。

 

お寺に確認するのが良いとのことで、祖母の時と同じ程度の戒名にしていただきたいこと、お布施は祖母の時と同じくらいで問題ないかを電話で聞いたようです。

その時は同じで良いという回答だったようでお布施は10万円をお渡ししたようなのですが、葬儀の際にお坊さんからあと30~50万円必要だと言われたそうです。

 

お車代は1日5千円、御膳料は通夜振る舞いと忌中払いをお坊さんが召し上がらない場合に、1日5千円お渡しするのが一般的とのこと。

 

お布施のようなものは料金表があるわけでもなく、過去の親族の話などを聞いていてもお坊さんの言い値で支払うようなところがあるので怖いと思いました。

 

 

この約1か月後には、四十九日の法要があります。

 

そこでもお寺さんにお支払いする費用と食事があります。

 

葬儀・法事以外に、年金や預金関連の手続きなどでしばらくの間遺族は東奔西走することになりますね。

 

ただ、手続きに必要な出生から亡くなるまでの戸籍謄本等が、今年3月から”広域交付”が可能になるようで、今までは各地から取り寄せなければならなかったのが最寄りの市区町村窓口1か所で済むようになるようです。

 

参照 : https://www.moj.go.jp/MINJI/minji04_00082.html

 

祖父母は引っ越しが多かったので、祖母の時かなり大変だったそうで、これは朗報と母が言っていました。

 

 

いつか自分も、親の葬儀をしなければならない日が来ると思います。

 

時代によってもお作法や相場には違いがあるでしょうから、どうしたってその時にはその時で大変な思いをするでしょうが、心の片隅で少し構えておこうと思いました。