社会人のみなさん、夏休みはありますか?
わたしの勤務先は比較的閑散期となる8月のお盆の辺りに強制的に1週間休暇取得となっていて、日にちは自分では決められません。
8月。お盆。
暑い&高い&混む。
三拍子そろった8月のお盆に1週間の休暇があっても毎年うまく使えず、おばあちゃんのお墓参り以外はだいたいエアコンの効いた部屋でダラダラ過ごして終わってしまいます。
もったいない。
最近自分が担当している仕事が繁忙期・閑散期の差があまりなく、まとまった休みの予定が立てにくいのもあり、強制的に取る8月の休暇を有効活用しない手はないと思い、最近そのことばかり考えていました。
まとまった休みでしたいことと言ったら、わたしはやっぱり旅行です。
ひとりでのんびりと、旅行がしたい。
第1希望はロンドン旅行だったのですが、まだロシアのことがありなんとなくヨーロッパ方面に行くのがちょっと怖いのでこれは来年以降に持ち越し。
他に行くとしたら、アメリカは物価が大変なことになってるし、やっぱりアジア圏かなぁと考え、候補はタイ、ベトナム、台湾、韓国になりました。
韓国はしょっちゅう行ってるので何も夏休みに行かなくても良いかと、その他3国で迷ったのですが、調べるとどの国も雨季・・・
暑さも日本と変わらない。
暑い上に雨の多いところに高いお金かけていくのはもったいない気がして、なかなか決められずにいました。
でもやっぱりどこか行きたい!!
旅費的には 台湾 < ベトナム < タイ。
行きたい加減は 台湾 < タイ < ベトナム。
台湾とタイは過去に行ったことがあるのですがベトナムは初めてなので、せっかく初めて行くなら雨季じゃなくもっと良いシーズンに行きたいなと思い、行きたい加減では一番だったベトナムは今回は見送ろうと思いました。
で、コロナ前の最後の海外旅行(推し活)でタイに弾丸1泊2日で行き、その時に両替したタイバーツが残っていることを思い出しました。
その弾丸推し活の後、もう一度別の推し活でタイに行く予定があったので1泊2日にしては多めの日本円をタイバーツに両替していたのですが、2つ目の推し活がコロナで中止になってしまったのでタイバーツだけが残っていたわけです。
その残ったタイバーツ、もったいないから使ってこよう!
こうして夏休みの旅行の行き先はタイに決まりました。
で、2024年度版のガイドブックが出てたのが嬉しくて、とりあえず買いました。
ガイドブック買ったからには、なにがなんでも行かなくては。
行き先が決まったところで、まずは航空券探し。
これがなきゃどうにもなりません。
海外に行く時は、母と行くハワイ旅行以外は金額重視でLCCを利用することが多かったのですが、3月に国内線でANAとJALに久しぶりに乗って、その前の2月に韓国旅行で乗ったLCCと比較してしまい、当たり前ですがやはりフルサービスキャリアはいいな…と痛感しました。
LCCも受託荷物や機内サービスを追加するとどんどん金額が上がりますし、そこへシートの座りやすさを加味したらフルサービスキャリアとそんなに金額的に大きな差がないのでは?と、タイは6~7時間のやや長時間フライトなこともあって今回はフルサービスキャリアで航空券を探しました。
で、最初に見ていたのはANA。
数か月前にANAの国際線購入サイトを検索して、「このページ探しやすいな」と思ったのでそれをお気に入りに入れていたんです。
以来、航空券を探すときはいつもそのお気に入りから確認していて、今回のタイの航空券もようやく「よし、この便に決めた!!」とそのページで購入したのですが…
決済まで終えて初めて気が付いたんです。
数字の前に「INR」って付いてるの。
ここ数か月何十回と航空券を検索して、その間まったく違和感を感じなかったのですが、購入してeチケットを確認したら上の方に「登録地:INDIA」って書いてあって。
「なんでINDIA?」と思ったと同時に、「INR」に気が付きました。
わたしが80,000円くらいと思って購入した航空券は、80,000INR、日本円で13万円くらいでした・・・・・。
やっちまった。
庶民にとって、8万と13万ではエライ違いです。
一番安い、変更・キャンセル不可のチケットを買ってしまったので、キャンセルすると空港使用料などのほんの一部の料金しか返ってきません。
いやでも!
このお気に入りのページ、最初にたどり着いた時はYahoo!で「ANA 国際線」と検索して、検索結果1ページ目の真ん中あたりにあったページなんです。
(つまり普通に辿り着けるページだと言いたい。)
通貨は自分ではいじっていなくて(いじれるようにもなっていなかった)、金額の前に「INR」と付いている以外にはどこにも”インド”の表示はなかったんです。
(つまりインドのサイトだなんて気づかないよと言いたい。)
これがUSドルやユーロだったら、さすがに1,000ドルくらいとかで気が付きますが、インドルピーは絶妙に”INR 80,000”という表示で、”INR”に気付けなかったわたしが悪いのですが、あまりに紛らわしいと…思いませんか?涙
ダメ元で、間違いに気づいてすぐにANAの問い合わせアドレスに事情を書いてキャンセルできないかメールを送ってみました。
その日の夕方に返信があり、「キャンセル不可のチケットだが、今回の事情を勘案して電話相談してみて」(もちろんもっと丁寧な言葉遣いです)という内容でした。
一縷の望みにかけて、記載されていたリンク先にある電話番号へ電話。
まったく繋がらない。
アナウンスで、「ただいまの待ち時間、およそ2時間」と絶望的なことを言われましたが、夕飯を食べながら辛抱強く待つこと、本当に2時間近く。
やっとのことで繋がりました。切らずに待って良かった…。
返信いただいたメールの内容を伝えて、キャンセルできないかお聞きしたところ、(わりとあっさり)「今回は全額ご返金とさせていただきます」と仰ってくださいました。
助かった…
間違えないことが一番だし今後は通貨の表記に気を付けなければと思っていますが、万が一間違えてしまった時は、一度相談してみるのはアリのようです。
かくしてANAの13万円ほどの航空券をキャンセルしたわたしは、ふたたび航空券探しの旅に出るのでした。
(今回のタイは高くて無理だけど、このご恩は絶対忘れませんので、別途ANAさん利用させていただきます。)
夏休みの準備はつづく。