最近わたしの平日の楽しみは、仕事から帰ってやることを全部済ませて、パジャマでソファにどかっと座って、ご飯食べたりビール飲んだりしながら電気を消した部屋で一人、プロジェクター投影の大画面で映画やドラマやアニメを観ることです。(一人なので、お行儀悪いとか咎める人もいません。)
もっぱらAmazon Prime Video(以後、アマプラ)が相棒なのですが、アマプラは会費がお安いせいかNetflixとかU-NEXTとかに比べると作品数が少ない、と思います。
そのせいか、(個人的には)次はこれ観たい、その次はあれ観たい、というほど観たいものが目白押しということがなくて、毎回「よくわかんないけど、ちょっとこれ観てみるか」という感じで選んで観ています。
先日もそんな感じでなんか面白そうなのないかな~とページをスクロールして、目に留まった作品が「犬王」というアニメーション映画でした。
アマプラの作品紹介にはこんな風に書いてありました。
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。「ここから始まるんだ俺たちは!」壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。
乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは一ー?歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。
犬王??
猿楽はなんとなくわかる。
平家・・・
歴史に激弱なのでどうかなぁと思いつつ、とりあえず観てみました。
観てみたら、なんかよくわからないけどけっこう面白かったんです。
でもなんかよくわからないから、数日後にもう一度観てみました。
方言もあるので一度目には聞き取れなかったところもあったようで、二度目の方が あぁ、なるほどそういうことか と腑に落ちたところもあり、そしてやっぱりなんか面白かった。
俄かに「犬王」のことが気になりました。
歴史の教科書に登場した観阿弥・世阿弥は記憶にあるけど、同じ時代に犬王という能楽師がいたと?
ググってもみたりして、なんかもうちょっと知りたくなり、そして図書館へ。
「犬王」で検索したら出てきたのが本日の「平家物語 犬王の巻」です。
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語り口がとても独特で、落語を文字で読んでいるような感じがしました。
映画とほぼ同じ内容で、映画ではわからなかったところがわかったりもしたので、読んで良かったです。
でも、読んでもまだよくわからない。
室町時代に、本当にこの「犬王」という人が実在したの??
この物語に描かれた通りに???
歴史、苦手なんですけど、「犬王」を観て「平家物語 犬王の巻」を読んだら、この時代のこともう一度ちゃんと勉強したくなりました。
次は歴史の本を読もうかな。