だいぶ昔に適当に買って本棚に並べて読んでいなかった本を今頃になって読みました。
柴田よしきさんの「ワーキングガール・ウォーズ」。
柴田さんの本は初めて読みました。
37歳で独身のキャリアウーマンが主人公の物語。
わたしも40歳過ぎて独身で、マンション買って一人暮らしをしている女性という主人公との共通点があり、(わたしの場合は全然”キャリアウーマン”ではないけど)この世代の働く独身女性として共感するものがたくさんありました。
主人公の彼女は、いわゆる”お局さん”として職場の若手職員に疎まれていると自覚があり、それでも仕事ができる女性ならではの強さでもってそんな若手の陰口や視線をもろともしない逞しさがカッコいいと思いました。
そんな彼女も疲れるし、嫌になるし、一人でふらり海外旅行に行きたくなるし、行った先で初対面の女性と喧嘩してしまうくらい情緒が乱れることもある。
でもなんだかんだと日々のいざこざを片付けて、明日もまた何かと誰かとときには自分と、闘う。
わたしには彼女のようなかっこよさも強さもまったくないけど、まぁでも、この先も一人で働きながら暮らして、時々旅行したりして楽しむ人生もやっぱり悪くはないな、などと思えた楽しい一冊でした。
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とっても軽快で読みやすかったので、他の作品も読んでみたいと思いました。