だいぶ前にtaknalでおすすめされた本を図書館で借りて読みました。
島本 理生 さんの「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」です。
taknalに記載されていたあらすじ。
残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋…。美味しいものを一緒に食べられるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。
あまり 恋愛小説 は好んで読まないのですが、おすすめされていた方のコメントを読んで選んでみました。
胸がきゅうっとなる恋愛小説です。
100点満点の幸せではないけど、それでもいいと思えるような感じです。
登場人物は30代~のOLやサラリーマンたちで、主人公の知世や彼女の親友たちは独身のOL。
結婚するのか、したいのか、子供は欲しいのか。
結婚したくて子供も欲しいならタイムリミットが近い30代の彼女たちに訪れる男性との出会いとか、付き合い方とか、思い描く未来とか。
わたしはもう40代で、独身のままとは言えそういうもやもやとしたゾーンを抜けたと思っていますが、やはり自分も30代の頃感じたこと、悩んだこと、今だから思えることも含めて、共感 できることがたくさんありました。
久しぶりに恋愛小説を読んで、taknalの紹介文の通りきゅうっとなりました。
もう恋愛することもないだろうと思っていますが、いくつになっても、自然に好きになる人に出会ったらそれはそれでその時の、そういう幸せなんだろうなぁと思ったりして。
島本理生さんの小説は初めて読みましたが、とても読みやすくてたくさん共感したので、また別の本も読んてみたいと思いました。