ろくログ

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森 絵都:「Colorful」を読みました。

今回はtaknalで出会った本を読みました。

 

森絵都さんの「Colorful」です。

 

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taknalで紹介されていた方がこんな風に書かれていました。

 

小学生の時に初めて読んで深く心に残り、何度も何度も読み返している本。頑張ろう、と心がじんわりします。

 

 

あらすじはこんな感じ。

 

一度死んだぼくは、天使業界の抽選に当たり他人の体にホームステイすることに。そして気がつくと、ぼくは小林真だった・・・。デビュー20周年、新しくて、温かい、もう一度読み返したい森絵都作品。

 

 

紹介者の方が「小学生の時に初めて読んだ」と書かれていますが、図書館でこの本を探したとき児童書のコーナーにあり、読んでみると確かに子供にも読みやすい本だと思いました。

 

森絵都さんの本は初めて読みましたが、「風に舞い上がるビニールシート」の作者さんなんですね。

 

「風に舞い上がるビニールシート」は直木賞を受賞されているからか、タイトルは耳にしたことがありました。

 

 

 

罪を犯して一度死に、本来であれば罪人のため輪廻転生はできないはずが、抽選に当たって再生チャレンジができることになった”ぼく”。

 

ガイド役の天使によると、自殺を図って死の淵にいた”小林 真”の体にホームステイして修行を積むことで輪廻転生のサイクルに戻してもらえるとのこと。

 

前の人生の記憶がない中で、”小林 真”として真の家族、学校の同級生や先生と触れ合いながら、最初は反発したりうまく付き合えなかった周りの人たちに心を開いていき、いつしか小林 真の体に小林 真を戻してやりたいと思うようになったぼく。

 

”ぼく”が気づいていなかった家族や周りの人たちの愛情や思いをだんだんと知るにつれて変わっていく様子、生きることのしんどさや面白さを描いた本作は、確かに子供のうちに一度読んでみると良いのではないかなと思いました。