小説よりもドラマの印象が強い「下町ロケット」。
ドラマを少しだけ見たのでどんな内容なのか大筋では知っていたのですが、なんとなく今回小説を読んでみました。
池井戸潤さん、有名な作家さんなのでお名前はずいぶん前から認識していましたが、小説を読むのは初めてで、他にどんな作品があるんだろうとネットで調べてみたら、テレビをあまり見ないわたしでも知っているようなヒット作のオンパレードでした。
半沢直樹、陸王、ノーサイド・ゲーム、花咲舞が黙ってない、七つの会議・・・
ドラマや映画化された作品が多い方なんですね。
「下町ロケット」はドラマをご覧になった方も多いのではないかと思いますが、あらすじはこんな感じ。
「お前には夢があるのか? オレにはある」
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。 そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。 圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。 創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、 佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。 特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。 男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編! 第145回直木賞受賞作。
ストーリーのテンポが良くて、一人一人の人物像がありありと頭に浮かんで、ハラハラしたり感動したり、熱を感じる作品でした。
すごく面白くて一気に読んでしまいました。
自分は大学卒業後に就職したのが大きめの会社で、ずっとそこで働いているので他の会社の雰囲気とか”あるある”とか全然わからないのですが、佃製作所のような会社で働いていたらどんなだったかなぁと想像してみたり、若手が社長に物申せるような社風がちょっと羨ましかったりしました。
「下町ロケット」のようにドラマなどで有名になり過ぎて見てないのに見た気になり実は内容をよく知らない作品がたくさんあるので、他の作品もぜひ読んでみたいと思いました。
いやぁ、面白かった!
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