ろくログ

平和に、ちょっと楽しく、元気に、暮らしていきたい40代一人暮らし会社員のブログ

【ひとりカフェ】Tiny Toria Tearoom(東京都中央区)のカジュアルアフタヌーンティー。

先日のはなし。

 

「今日は早退します」って、1週間前に関係者各位にはメールしたんですけど、まぁ上司たちはそんなメール読んでないか、読んでも既に忘れてるようで、15時早退だっつーのに「15時に対応してほしい」という依頼が来ました。

 

嫌いとかじゃなくて、なんかタイミングが合わない意思疎通がうまくいかない人って会社にちらほら居るんですけど、15時の依頼をくれた上司もまさにそれで、彼女からの依頼とわたしの休暇が今までにも何度か重なってしまってました。

 

「よく休むヤツだな」と思われてそうで嫌なんですけど、なんと思われようと休む。

 

 

だって今日は、初めて一人でアフタヌーンティーを予約してるんですから!!

 

 

アフタヌーンティーデビューにぴったり(そう)な、1人でもOKな、カジュアルアフタヌーンティーというのを予約したのです!!

 

 

 

なんでアフタヌーンティーかとちょっとお話しさせていただくと。

 

 

 

だいぶ前に、手土産(お菓子)を求めてデパ地下をうろうろしていたんです。

 

自分より少し年上の女性に渡したくて、その方が好みそうな見た目も綺麗な洋菓子がいいかなと思って探してたら、箱がとっても可愛い(自分好みどんぴしゃ)チョコレート屋さんに出会いました。

 

PRESTAT(プレスタ)というチョコレート屋さんで、色とりどりのボックスの可愛さに釘付けになりました。

 

すごく悩んだ末、予算内で買おうと思うとちょっとこじんまりし過ぎかなぁ・・と思い、この時は購入を見送ったのですが、気になってInstagramなどを確認したらロンドンの、皇室御用達のチョコレート屋さんとのこと。

 

ホームページもめちゃくちゃ可愛い。

 

prestat.com

 

 

で、手土産購入からわたしの思考はいっきにロンドンにPRESTATのチョコレートを買いに行きたい、に飛躍しました。

(いや三越で買えよと冷静な自分に突っ込まれましたが無視です。)

 

 

そうして、わたしの頭の中はロンドン行きたいロンドン行きたいロンドン行きたい一色に。

 

ヨーロッパはフランスとイタリアしか行ったことがなく、わたしの旅の目的の大部分を占めるの評判があまり良くないと聞くイギリスは今まで旅先の候補に挙げたことがありませんでした。

 

でもPRESTATを知って、ロンドン旅行を構想し、旅行中どこへ行き何を食べるかまで考え始めたらイギリスの食べ物も美味しそうじゃないか!!と、ロンドン熱は高まるばかり。

 

そして、そう!!イギリスと言えば、アフタヌーンティーです!!

(ようやく本日の主題、アフタヌーンティーにたどり着く。)

 

 

紅茶よりコーヒー派ではありますが、それはさておき、たまーに自分で作っちゃうくらいにはスコーンが大好きなわたし。

 

2、3段の可愛いお皿に盛られたスコーンやサンドウィッチを、本場ロンドンで食べる!!と意気込んでいたのですが・・・

 

終わらないロシアの戦争、航空券代の高騰、円安、物価高。

 

とりあえず今年中のロンドン行きは諦めた方が良さそうだと、必死に熱を冷ましました。

 

 

しばらくロンドンに行けないなら、せめて日本でアフタヌーンティーを楽しめないかな…と、ちょこちょこと探した末に今回の予約に至った、という次第です。

 

 

 

でもアフタヌーンティーって、2名じゃないとダメというところが多いんですよね。

 

あと、高い。

 

シンプルに、高い。

 

メインはスコーンとサンドウィッチと紅茶だよ?!

それで5千円、8千円、1万円?!

出せるかぁ!!

 

アフタヌーンティー未体験のわたしの思考はこんな感じで、おひとりさまの壁と料金の壁に挟まれて身動き取れずにいました。

 

 

そこへ見つけたのが、今回お邪魔したTiny Toria Tearoomです。

 

www.tinytoria.com

 

 

 

15時に早退してのんびり向かってちょうど15時半の予約に優雅に間に合う予定だったのに、上司からの指示を待って15:15まで会社に居て、「もうこれ以上は待てん!!」と飛び出し、小走りで15:32に入店となってしまいました。

 

2分遅刻してるし、額に汗してるし、優雅と程遠いスライディング入店になってしまいましたが、通していただいた席で一生懸命気持ちを落ち着かせてオーダー。

 

 

季節ごとのテーマを設けた本格的なアフタヌーンティーもあるようなのですが(こちらも1人でも利用可能)、初めてのアフタヌーンティーなので、わたしは予定通り、冒頭にも書きましたカジュアルアフタヌーンティーにしました。

 

カジュアルアフタヌーンティーは1人3,300円

初心者が挑戦しやすいお値段です。

 

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紅茶はプラス料金で他の物に変更も可能ですが、わたしはデフォルトのまま”英老舗茶商テトリー”というのにしました。

 

あとはスコーンにつけるイチゴジャムor自家製レモンカードと、ケーキを選ぶことができます。

 

わたしはレモンカードと、ケーキはヴィクトリアスポンジケーキにしました。

ケーキはカウンターに並んでいるものから、実際に見て選べます。

 

 

 

店内は(というか店外からすでに)どこを見ても色使いや飾られているものがとっっっても可愛くて、待っている間キョロキョロと店内あちこち眺めてしまいました。

 

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紫色はそんなに好きじゃなかったんですけど、このお店で使われている紫色は優しくてすごく可愛かった。

なんなら自分ちの壁紙この色にしたいと血迷うほどに。

 

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外にもお席があって、この日は暖かかったので外で食事されている方もいらっしゃいました。

 

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雑貨や紅茶の販売も。

っていうかほんっとにどこ見ても可愛い!!!

 

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この日わたしがお邪魔した時間は満席で、他にもお客さんが来られていたので人気店のようです。

行かれる際はアフタヌーンティー以外でも予約して行かれるのが◎だと思います。

 

 

さてさて、運ばれてきました、わたしのカジュアルアフタヌーンティー!!

 

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上段にはプレーンスコーンと、ヴィクトリアスポンジケーキと、隠れちゃっていますがりんごのゼリー

 

下段にはエッグサラダクリームチーズ&キューカンバーコロネーションチキンのサンドウィッチとスコーンにつけるクロテッドクリームに、自家製のレモンカードが乗っています。

 

食器もどれもこれも可愛くて、もうウキウキとハッピーが止まりません

 

 

スコーンは食べる時に温めてくれるそうで、「お声がけください」とのことでした。

 

紅茶はティーバッグで、砂時計を置いてくださいました。

濃過ぎる紅茶が苦手なので、砂時計が落ち切ったところでティーバッグを出して一口。

軽やかでとても飲み口の良い紅茶でした。

 

 

サンドウィッチからいただきます。

 

このクリームチーズ&キューカンバーの、美しく整列した同じ厚みのキュウリを見ればわかる、このお店のシゴトの丁寧さ

クリームチーズとキュウリだけのシンプルなサンドウィッチは、キュウリのシャクシャクという気持ち良い歯ざわりと優しい塩気。

 

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エッグサラダもとてもシンプルに卵の優しい甘さが口に広がって、余計なものは入ってないのがわかる素直なお味。

 

そしてあまりの美味しさに二度見して、思わず食べかけの写真を撮ってしまったのがコロネーションチキン。

「まろやかなカレースパイス風味のチキンサラダ」と説明がありますが、本当にまろやかでカレーはあくまで風味だけ、この小さなサンドウィッチの中に甘さも感じられる複雑な味わいがぎゅぅっと詰められていて噛むほどに美味しさが溢れます。

 

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どのサンドウィッチも、この3倍くらい食べたかったですが、美味しいものは足りないくらいがちょうどいいですよね。うん。

 

 

サンドウィッチを食べきってしまい、次はどれを食べるのがアフタヌーンティー的に正解なんだろう・・・と逡巡。

 

 

わからないので、とりあえずりんごゼリーに行ってみました。

 

 

このりんごゼリー、見た目もシンプルだし(写真ないんですけど)、言ってもゼリーだしと油断したんですけど、食べてみたらりんごの酸味までしっかりと生きていて非常に美味しかった。

 

ゼラチンの固さ加減がなんか懐かしいホームメイド感があって、自分的に最大ゆっくりと味わっていただきました。

美味しかったなぁ。

 

このゼリーは”本日はりんごのゼリーです”と仰っていたので、日によって違うのかもしれません。

 

それもまた楽しみですねぇ。

 

 

 

この辺りで仕事の続きが発生してしまいどうにもならず、仕方なくお店でPCを開かせていただいてバババッと仕事をやっつけていました。

 

その様子を見計らってか、お店の方が「スコーン温めましょうか?」と声を掛けてくださって、有難くお願いしました。

 

お店の方、控えめながらよーく目を配ってくださっていていつもタイミングが良く、とても心地よかったです。

 

 

ちょうどスコーンが戻ってきた頃にPCを閉じることができ、あたたかなスコーンを半分に割って、まずはクロテッドクリームだけで一口。

 

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スコーン大好きなんですけど、クロテッドクリームは初体験。

ずっと食べてみたかったけど、1パック買ってしまう勇気が出なくて試せませんでした。

 

ちょっとドキドキしながらいただいてみると、とてもくちどけの良い、塩気のない、さっぱりとしたバターという感じで、そりゃーもうスコーンにバチバチに合いました

 

あったかく、外はさっくり、中はしっとりとホロホロのちょうど中間くらいで、優しい甘さのプレーンスコーン。

好みど真ん中で唸りました。美味し過ぎる。

 

 

お次はレモンカードものせて一口。

やだーーーもう。美味し過ぎて困るレベル。

自家製というレモンカードは、しっかりとレモンの爽やかな酸味と香りが感じられつつ角のないクリームで、クロテッドクリームと相まってさっぱりとまったりとが波状攻撃

 

美味しかった・・・。

 

これはスコーン買って帰るか?!と思ったんですけど、絶対、お店で食べるのが一番美味しい

 

だからまた食べに来よう。

 

 

 

最後に、ヴィクトリアスポンジケーキです。

これもお初。

 

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あんまりしっとりとはしてなさそうなスポンジの間にイチゴジャムみたいなものがペッと塗り挟んであるだけ、というイメージだったヴィクトリアスポンジケーキ。

 

でもイギリスの伝統的なケーキのようだし、一度食べてみるかと選んでみたのですが、これもまた美味しかったーー。

 

しっとりしすぎてないスポンジはさっくり感もあり、ちゃんと甘いけど甘過ぎず、イチゴジャムとバタークリーム?がすごくちょうど良い存在感。

 

とってもシンプルなのに、ひとくちひとくち幸せに感じられる、絶対また食べたくなるケーキでした。

 

 

 

いやぁ。

本当に美味しかった。

 

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アフタヌーンティーは高いと思ってましたけど、ひとつひとつにこんなに手の込んだ美味しさがあるならばこの金額になるわ、と思いました。

 

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たまの贅沢に、また絶対訪れたいと思います。

 

幸せな時間をありがとうございました。

 

 

そして長々とした駄文を最後まで読んでくださったそこの貴方様もありがとうございました。